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小学校で英語必修化

2010-12-03
来年4月から、小学校5、6年生は外国語(英語)が授業で必修になるそうです。

僕が学生だったころは、(当然ながら)英語は中学からで、高校での英語も文法や文章読解が主でした。
いまはヒアリングにもウエイトを置いているようですし、ましてや小学校から習うともなればほんとに大きく変わったものだと思います。

ただ、英語を学ぶことの重要性を否定するつもりは全くありませんが、英語に目がいくあまり、国語力、つまり文章を読み取る力とか、わかりやすく読みやすい文章を書く力がおろそかになってしまわないかが気になります。

国語力は全ての学問をするうえでの基礎であり、伝えたいことを適確に表現する力や、その文章が伝えようとしていることを適確に読み取る力が育たなければ本末転倒だと僕は思っています。

また、英語を勉強しているときには、文章を日本語に訳すことでその文章を理解したつもりになりがちで、実は本当にその文章が言いたいことが何なのかまでは考えないまま終わっていることが多いと思います。

新しく始まる小学校での英語の授業がどのような内容なのかはまだよくわかりませんが、他の授業時間を減らしてまで取り入れるからには、国語力を落とさないという配慮が今以上に大切になると思います。

国の借金908兆円!

2010-11-17
国の借金(国債や借入金)が9月末で908兆8617億円だそうです(+o+)
そして2010年度末には973兆円に膨らむ見通しとのことです。
さらに2011年度末には1000兆円になる可能性もあるようです…

日本で戦後の均衡財政が終わり、初めて赤字国債の発行を決めたのは佐藤栄作内閣の1965年11月19日だそうで、これにより株価が上昇し、いざなぎ景気につながっていきます。
しかしバブル崩壊後の財政出動など 累積債務は増え続け、現在では日本のGDPの2倍近くにおよぶ借金は先進国の中でも群を抜いているのは周知のとおりであります。

税収は減り、歳出は増え続け、国債の発行も当然増える…
日本では国債の大半が国内で消化され、また家計の金融資産も豊富だからギリシャとは違うという意見もあるようですが、高齢化が進むなか、高齢者は資産を取り崩して生活していくようになると、金融資産は減る一方でしょう。
素人目ながらとても持続可能とは思えません。

政治のほうでも、最近は有権者の気が短くってすぐに支持率も落ちてしまうようで、不安定な政治が続きます。
数十年後に日本を背負う将来の世代になんと言ってこの国を引き継げばいいのかが本当に最近気になります…

三重で研修

2010-10-24

昨日、三重で動産・債権譲渡登記についての研修があったので行ってきました。
午後1時から4時までの講義を聞いてそのままとんぼ帰りというスケジュールでしたが。

動産・債権譲渡登記というのは、不動産(土地・建物)以外の財産(つまり、「動産」「債権」)を誰かに譲り渡したときに、その事実を「登記」することで世間の皆様に知らせ、権利主張をしやすくするというような制度と言ったらよいでしょうか。
アメリカではかなり浸透している制度のようですが、日本では少しずつ増えてはいるものの、まだまだ利用が少ないようです。日本で浸透するには、日本の商慣習や事業者の意識が変わることが必要ですし、もっと利用しやすいインフラ整備も必要なようです。

それにしてもいろんな新しい分野にキャッチアップしていくというのはなかなかに大変ですね。これは他の業界においても同様かと思いますが、変化の激しい現在の社会環境では少し時間が経つとそれまでの知識はすぐに間に合わなくなってしまいます。
あちこちにしっかりアンテナをはり、知識の吸収に貪欲でありましょうね。

黒部峡谷

2010-10-07
先日、行政書士会 武生支部の研修旅行で黒部峡谷へ行ってきました。

朝早かったため、行きのバスの中ではナマケモノの如くほとんどずっと寝ており、あまり景色なども記憶にありませんが…。
昼食はスケジュールの関係上ちょっと早めに宇奈月温泉の旅館の中でとり、そのあと午後から黒部峡谷の鉄道列車に乗るという行程でした。

黒部峡谷は地形が急峻で雪崩も多く、入山が容易でないことから、永い間 人の立ち入ることがほとんどありませんでした。開発は明治時代になってからで、冠松次郎という登山家らの探検により少しずつその姿が明らかにされていったそうです。
豊富な水量から電源開発のために調査が行われ、そのための工事用資材の運搬に敷設されたのがいまのトロッコ電車のはじまりだそうです。

トロッコ電車の乗車時間は約1時間20分!こんなに長いとはしりませんでした。この日はすごく天気がよく、トロッコ電車の出発駅ではちょっと暑いくらいだったのですが、乗車して奥に進んでいくにつれ、風がとても冷たくなってきます。着いたころにはトレーナーを着てもまだ寒いくらいで、明治の登山家たちは当時なんにも整備されていないこの場所をよく踏破したもんだなあとほんとに感心しながら景色をながめてました。

上はカメラを持っていくのを忘れたため、ケータイ電話で撮った写真です↑
黒部峡谷にはいままで行ったことがなかったもので、たいへんよい体験になりました。
個人的にまた行ってみたいですねー

終戦後65年目の夏

2010-08-25
今年は終戦から65年目の夏です。

ついこの間 終戦50年だったのがもう65年目です。
毎年8月はテレビでも戦争にちなんだ番組やドラマなどが放送されます。
NHKなどでは終戦記念日の少し前からドラマや特集がいろいろありました。
「戦場の漫才師たち」「爆笑問題の戦争入門」「玉砕 隠された真実」「色つきの悪夢 カラーでよみがえる第二次世界大戦」「15歳の志願兵」などなど。

ただ、民放テレビ局ではほとんどそういった番組がなかったような気がしたのは僕だけでしょうか。
TBS系ではドラマが一つありましたかね。
戦争を次の世代に語り継いでいくために、日本人にとって8月はとても大切な月であり、1年のうちこのときくらいはそういった情報をもっとたくさんテレビで流すべきだと思います。

戦争を、それを知る世代から知らない世代へどう引き継いでいくかということが言われるようになってずいぶんたちます。自分も含めて今の世代は「戦争はするべきでない」という感覚だけはありますが(というか単に「戦争したくない」というだけのものかもしれませんが)、戦争の現実を見て言っているわけではないため、観念的な主張にすぎないものになりがちです。
ですから、戦争を知らない世代は、戦争を知る人が実際に目にしたものを読んだり聞いたりすることで、「戦争はいけない」という主張を頭の中で具体的なものにするという工程が欠かせません。「戦争はいけない」という主張だけを頭の中に入れておいてはいずれ必ずそれは弱くなって消えていきます。「戦争をはじめるとこういう現実が待っている」という部分がないと戦争放棄は維持できません。

小田敦己さんの「一兵士の戦争体験」というホームページを拝見しました。ここには上記の「戦争をはじめるとこういう現実が待っている」の部分がすごく生々と記されています。
こういった部分を表現している本やテレビ番組に触れて、戦争を具体的に次代に引き継いでいくのが私達の役目だと、終戦65年目の夏を迎えて改めて感じました。
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